米国住宅ローン協会(MBA)が発表した11月11日までの1週間の住宅ローン申請件数は、借入コストの後退を背景に2.7%増加し、8週間ぶりに増加した。
購入指数は4.4%増加したものの、住宅ローンの借り換えの申し込みは1.6%減少したままである。
モーゲージ・バンカーズ・アソシエーションのエコノミスト、ジョエル・カン氏は「購入申請はすべてのローンで増加し、平均購入ローンは2021年1月以来の少額に落ち込んだ」と述べた。
一方、30年物住宅ローン金利は24bps下がって6.9%となり、5週間ぶりの低水準となった。
FRBの金融政策を背景に、1年前と比較すると住宅ローンの借り換えの申し込みは88%減、住宅購入の申し込みは46%減となったが、このまま金利が低水準を維持すれば住宅購入に再度火が付くことが期待される。