米国国勢調査局によると、11月の新築住宅販売件数は市場予想(60.5万件)に反して、64万件にまで増加しました。
10月の販売件数63.2万件からは5.8%の増加となり、この結果、2ヶ月連続での増加となりました。
これは、7%にまで高騰していた住宅ローン金利が低下したことによって、住宅需要が安定してきたことを示唆しています。
下のグラフは新築住宅販売件数(赤)とリセッション(青)の関係を示したものです。
黒い点線が直近の販売件数(64万件)ですが、それでも2021年11月の75.6万件と比較すると15.3%低い状況です。
住宅価格が高止まりする中、米金融当局は追加利上げの意向を示していることから、住宅市場への向かい風は2023年も続くものと考えられるため、引き続き注視して参ります。