米国における移住者の割合は過去最高水準を維持していますが、高金利と景気不透明の中、最も人気のある移住先でさえも移住者の数は減少しています。
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今もなお住宅購入を検討している人は手ごろな価格帯の都市への移住を希望
11月には、最も人気のある10都市への移住を希望する住宅購入者が前月よりも少なくなりました。
例えば、
ラスベガス(カリフォルニア州)は9月の純流入者数8,700人、10月7,100人から11月は6,400人へと減少
マイアミ(フロリダ州)は9月の純流入者数8,000人、10月6,700人から11月は5,900人へと減少
Redfinの調査によりますと、ラスベガスは特にサンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトルなどの沿岸部から、より安価な住宅を求めてやってくる市外からの人々に依然として人気があります。
しかし、市場が冷え込むにつれ移住者は減速気味となっています。
これは、金利が下がるのを待っているのに加え、ここから更に住宅価格が下がるかもしれないという不安感があるからだと考えられます。
しかしながら、Redfinの見解としては、今このタイミングで住宅を購入することにメリットもあります。
以前よりも売りに出されている住宅は増えており、売り手も交渉に応じやすく、住宅価格もピークよりかなり下がっているからです。
ネガティブなニュースが続く米国住宅市場ですが、2023年が相場の転機となる可能性が非常に高いと推察されます。